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佐倉義民傳

コクーン歌舞伎『佐倉義民傳』

【以降、ネタバレ含】






























佐倉の名主木内宗吾が圧政に苦しむ農民を代表して直訴するお話。ラップ有り。
…と、この程度の前知識のみで観劇。
今まで観たコクーン歌舞伎はピカレスク系・アングラ系だったので、雰囲気的に人情味溢れる世話物(←おっとり・まったり系なイメージ)がどういう風に表現されるのかが興味をそそられるところだった。

結論としてはかなり予想外。
おっとりまったりどころじゃない、なんとも力強い。
主人公の木内宗吾の感情が。農民たちが。
ラップに現代の悩める問題が織り込まれているところなんかも。

そして今年のコクーンは舞台にどんな仕掛けを盛り込んでくるのかも楽しみのひとつだったが…。
土!
シンプルにして最高の効果。農民といえば土。
容赦なく走り回る役者さんの足にまとわりついたり飛び散ったりするその土の効果によってお話の中に引き込まれてしまった。

対して領主の上野介と家老の主計。
話が農民側の視点だからどうしてもイヤな奴に見えちゃうけど、あちら側から見たらそれ相応の事情があるわけで。
領主さまは世間知らずの親バカだけど民が苦しんでいることは心を痛めたし。
ご家老さまは、領家の存続の為にやりくりを遂行せんと年貢を取り立ててるわけだし。
終盤で綱吉さまが出てきて、七之助くんがそれはもう見目麗しく演じててさらっと流しちゃいそうになるけど、そもそも領家がお金を捻出しなきゃいけなくなるようなシステムの頂点にいるのは綱吉さまのほうじゃん!
…なぁんて大それたこと言うのは江戸の庶民にはタブーだったんだろうけど。
今の時代ならちゃんと真っ当な手順や方法を踏めば主張できることなのよねぇ。

あ。なんかガラにもなく真面目なこと考えたら脳みそ沸いてきたので役者さんの感想~。

宗吾@勘三郎氏
農民によるラップでのプロローグ、磔にされた宗吾(←人形)が曲の最後でビシっと本人に早変わりして登場したシーンは鳥肌モンだった。
序盤、誠実な人というよりも聖人ぽく見えてしまった分、後半の展開-領主の心変わりに振り回され、追い詰められて将軍への直訴を決意・家族との別れ、磔刑に処される最期にさらに残酷な…-で仕舞いには領主を呪うまでに至る感情の爆発具合がやっぱりコクーンものだったと実感。
それと家族との別れの挨拶~「子別れ」と言われるあの激重のシーンは、観劇後もつい思い出してはずどーんと来てる。

おさん&領主さま@扇雀氏
男性役の扇雀氏って…はじめて観たかも。
どちらも重要な役処だったけど、やっぱりおさんが良かったぁ。
良妻賢母で女性の心の強さをビシっと見せてもらった感。
個人的には(貧しさが原因なんだけど)そこらへんの雑草でお茶作って「まっず~(-Д-)」とか言われちゃうあたりのキュウトさもちらっと見せちゃうところは超ツボ突かれた。

駿河弥五右衛門@橋之助氏
観ている最中は、役処的に分かりにくいっていうか人物像がイマイチ掴めないっつーか。
そんなイメージだったんだけど、観終わってみて全体を思い返してみるといろんなところでトリガーになる人だったなぁ…と。
で、プログラム読んでみたら、どうやらオリジナルキャラらしく、それを踏まえて思い出してみると宗吾と違う道筋で同じ目的…っつーか目標を持ってた人だったってことがじわりじわりと伝わってきた。
それと大ラス、あそこでの登場で「キツネに抓まれた感」がなかったら観劇後にもっとどっと重い何かをお持ち帰りするハメになっていたような気もする。
ルックス的な点では…橋之助氏のヒゲとか総髪とか…イイ☆(ソコカYO

おぶん&綱吉さま@七之助くん
今回の娘役もどストライク。生まれ育った地から出たことが無く、知らない地からふらっと現れた弥五右衛門に「自分の持っていない何か」を感じて惹かれたんだろうなぁとか思ってみたり。
江戸での最期が切なすぎて、またまた美しすぎて…。

甚兵衛@笹野氏
毎度毎度のハジケっぷりは期待を裏切らない。
序盤、賭博でヘタ打って逃げ隠れしているところは超ヘタレだった分、「甚兵衛渡し」のシーンのカッコ良さが響いたぁ。

さいごに。
お席が平場の上手寄り通路付近だったので、お囃子さんの耳への届き方がバランス悪くて慣れるまで必死だった。
エレキがちゅい~~~~んって唸ってると台詞が聞き取り辛くて(^▽^;)
まぁその分舞台は近くて役者さんの表情がはっきり見えるお席だったので良し。

ところで、パンフレットを見てたらどうやら6/19~六本木の映画館で「法界坊」やるらしいじゃないですかぁっ!
結局、身替座禅は観に行くタイミング逃しちゃったけどこっちはなんとか行きたいなぁぁ。



…とか思ってたら上映時間が…それ…ウチ終電紙一重で間に合わない…orz

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ごあいさつ
twitter / _pione

当ブログのタイトルは
元気のもと
(Source of Energy)
という意味を込めたつもりが
up主まさかのスペルミスによって
『Sauce of Energy』
としてしまいました。(ドジ

でもまぁ…
間違ったスペルのタイトルも
結構気に入っているので
そのまま使ってます。
詳しくはこちらで 解説してます。


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