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黙阿彌オペラ

黙阿彌オペラ…素で感想書くの忘れてた(;´▽`A``(8/7 記)

開演18:30…観劇終了したら22:00だった。
3.5h、お芝居としてもちょっと長めの作品だけど最後までいろんな意味で盛りだくさんな内容で飽きることなく時間を過ごすことができた。
思っていた以上に観客の年齢層が高くて、チャラい服装で行ったらちと浮いた感が…(;´▽`A``

【以降、恒例のネタバレ含】































この公演は井上ひさし氏の「再演するならこの作品を」との意向を汲んでの演目とのことだが、今のご時世に染みるテーマがいくつもちりばめられていたように感じられた。

一番のキーワードは「御恩送り」。
だれかからもらった御恩を、自分もだれかに送る。
この素敵な循環が皆を幸せにしていく…これに似た話が鋼の錬金術師にもあったなぁ。「もらった10に自分の1を足して11にしてだれかに送る」だったかな?コミック早く出ないかなぁぁ(脱線)
そういう、小さなことかも知れないけど自分から発信していけるものがあるんだってことを素直に再認識できて、それが心地良かった。

お話は江戸末期から明治に時代が変わる頃、6人の株仲間が生まれ、寄合を重ねて行くうちにいつの間にか銀行になっちゃったよっΣ(゚Д゚)!な話。結局うまくいかずに、まさに「もとの黙阿弥」ってなオチだったけど。
それを通じて「お金と経済」について考えさせられるってのもあったんだけど、個々は成長したり、出世もしたり、なんか失敗しちゃったり色々ありながらも、同じ目的を持った寄合仲間達として「とらさんの蕎麦屋」に集まっちゃ近況報告し合ったり、酒飲んだり、時にはケンカしたり…長い間苦楽を報告し合いながらつるんでいられる友人の存在っていいなぁって思った。
うん。「株仲間」というよりも「長い付き合いの友人達」という角度での見晴らしが好きというか。
自分にはすでにそういう長い付き合いの「寄合」的なものがなくなってしまったから尚更なのかな。

三人吉三の「月も朧に白魚の~こいつぁ春から縁起がいいわぇ」の名文句はじめ、黙阿弥調の耳に心地よい日本語をたっぷり聴けたのも満足感up↑↑だったなぁ。
お話のテーマとしても歌舞伎や狂言という日本の文化にオペラという西洋の文化をかぶせてしまおうとするのは如何なものか?…的な点があるけど、ホント改めて、日本語っていいなぁと。音も見た目(字面)も韻を踏んだ時のさらなる美しさも。大袈裟じゃなく日本人やってて良かったって思う。
本気でこれを言うなら比較対象の他言語をちゃんと勉強してから言うべきなんだろうけど。
まぁ別に誰からツッコミ入るわけでもなく自分ひとりで吠えてるだけだから気にしないでおこう(ヲイ
そ言えば、なんか最近、外資でもない企業で公用語を英語に…とかなんとか言ってるけど、英語が悪いわけじゃなくって、日本人相手に商売するのになんで日本語から遠ざかろうとするんだろう?ってのが未だに謎。
まぁ大手企業とは縁無いからいっか(笑

あとは、黙阿弥というひとがまた更に好きになれた…というか。
知らず知らずのうちに彼の人が生んだ言葉を口ずさんだり耳にしたことは過去にもあったけど、「黙阿弥の作品」として初めてちゃんと意識して出会ったのが「三人吉三」で、それで黙阿弥調の良さにどっぷり浸かって。
そんな経緯もあってこのお芝居に惹かれたってのもあったので。
現代の作家さんは顔写真が載ってたり、TVに出演したり、小説家でもエッセイを書いてたり、そういうところで「生きた」人という感覚を無意識のうちに持っているけど、江戸時代やそれ以前の作家さんってのは、なんか伝説の中の人みたいな感じでその人の存在自体が創作物であるかのように感じてしまいがち。
だけど、このお芝居観て、黙阿弥という人が、多分悩んだりも笑ったりも蕎麦食ったりもした「生きた」人だったんだなぁという想像を巡らせることができるようになった。

さて、では役者さんへの感想など。

五郎蔵@藤原くん
江戸っ子気質のべらんめぇ口調と小悪人だけど憎めない…そんな愛嬌たっぷりのキャラもハマるなぁ。
今まで観た中では「天保十二年のシェイクスピア」で演った「きじるしの王次」が江戸末期つながり(?)で似た系だったかなぁ?あっちは「狂ったフリしてハッチャけ」で今回は「庶民の天然ハッチャけ」ってところかしら?
なんかここんとこ観るお芝居での演技がナチュラル志向(昔のが激し過ぎたのかっ?)…だなぁと。
今回の役処なんか、台詞の量とかハンパなかったけど、それを「すげー頑張ってる」って見せ方ではなくて、さらっと魅せてしまうあたりが役者としての力なのかなぁと。

河竹新七@吉田氏
プログラムに本人の顔写真も載ってたけど…もう私の脳内ビジュアルでは黙阿弥=吉田さんに変換完了。
(↑今までは歴史の教科書に載っているような絵のイメージで済ませてたらしい)
五郎蔵と自殺を止め合ってとらさんの蕎麦屋にやってきた登場シーンでは、ご本人の演技に加えてメイクのなせる業もあったのか?すっごく若く見えて「吉田さん?」「あれちがう?」「あ、やっぱそうだ」と。
シーンを追うにつれて実際のお年に近くなっていった感じが自然過ぎ!
プログラムにも書いてあったけど、吉田さんが「いいとこの坊ちゃん役」って珍しい役処の割に、ほんとナチュラルだったなぁと。

及川幸之進@北村有起哉さん
劇場で拝見するの初。春に「パンドラⅡ」で演ってた助手のイメージが残ってたんだけど、舞台での声の良さが予想のナナメ上いってて嬉しい驚きだった。あと役処的なものでもあるんだろうけど、立姿と言うか佇まいがカッコ良い役者さんだなぁと。

とら&おみつ@熊谷真実さん
こちらも劇場で拝見するのは初。というよりTVや映画でも観たことなかったんだけど…女優さんとしてすごく好きな人になった。
ハッチャけた演技のテンションの高さも心に染みる演技もどっちもイイっ。


さいごに。
カーテンコールでは舞台上で打ち上げをするみたいに皆でテーブルを囲んで蕎麦を食べる演出…
あんな風ににひと捻りが効いてるカーテンコールって今まであんまりなかったような…はじめてかも?
もちろん役者さん達が一堂に集まってご挨拶してもらえるのも嬉しいけど、最後の最後まで楽しませてもらった感じがして嬉しかった。

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元気のもと
(Source of Energy)
という意味を込めたつもりが
up主まさかのスペルミスによって
『Sauce of Energy』
としてしまいました。(ドジ

でもまぁ…
間違ったスペルのタイトルも
結構気に入っているので
そのまま使ってます。
詳しくはこちらで 解説してます。


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